ペットである猫の老化のサイン

今回はペットとして家族として暮らしている猫の老化のサインをいくつかご紹介いたします。

個体差がありますので、18歳を過ぎても元気な猫もいます、7歳ですでにシニアに入ったような猫もいます。
すべての猫に共通するわけではありませんが、一般的には、家猫は12歳、外猫は10歳を過ぎた辺りから次のような変化が表れます。

・毛づくろいの減少
・毛艶や毛量の減少
・今まで登れていたところに上れなくなる。
・寝ている時間が長くなる。
・歯が弱ってきて、抜けることもある。
・ひげや口の周りに白髪のような毛が増える。
・痩せてくると同時に筋肉がたるんでくる。
・歯が抜けたり口臭がきつくなったりする。
・爪が出たままになる。
・聴力や視力が低下する。

これらは、猫が老年期を迎えたサインです。こうした変化が表れたら、ケガをしないよう部屋の中の段差をなくしたり、食事をやわらかく食べやすいものに変えたりするなどして、猫の生活環境を整えてあげる必要があります。

シニアに入っても元気なまま過ごし、安らかに天寿を全うしてほしい…、これはすべての飼い主さんの願いです。しかし、加齢とともに、猫は病気を患う確率が高くなります。もし猫が重い病気にかかってしまったら、飼い主さんは猫にとって最適な治療方法を選択しなければいけません。その中には入院という選択肢もあるでしょう。症状が重篤な場合はもちろんですが、口から食事が摂れなくなった場合、猫を置いて外出しなければいけない場合なども病院に預ける必要が出てきます。

ただ、環境が変わるのは猫にとって大きなストレスになります。やむを得ず入院することもあるかもしれませんが、可能な限り住み慣れた場所で最期の時までゆっくりと過ごさせてあげたいと思う飼い主さんも多いかもしれません。病気になり終末期を迎えた猫が自宅で少しでも快適に暮らすためには、飼い主さんによる「介護」が必要になります。病気が進行し厳しい状況が訪れたら痛みや辛さを緩和させるための「看取りケア」へと切り替えていきます。獣医師の指導のもと、食事や投薬、住環境の工夫など、猫のQOLを維持するための方法を考えていきましょう。

「年取ったな」と感じたら、定期的な健康診断をするようにしましょう。
大切な家族であるペットですから、長生きしてほしいというのはみなさん変わらないことでしょう。